不毛地帯
久々に、山崎豊子さんを読みたくなった。
気分としては、年内は、もう、ビジネス本は
止めて、昭和の世界につかろうかな、という感じだ。
いつも、変化ばかり気にして、答えのない
世界でのインプットもなかなか疲れる、
というところだろうか。
不毛地帯
は、多分大学入学後最初に読んだ本で、最初は、
父親が読んでいたのを見つけ、何気なく手に取ったら
止まらなくなった記憶がある。
伊藤忠商事におられた副社長を扱った本だと
言われているが、単純な私が、これで、
職業観が出来上がってしまった感がある。
この30年で、恐らく4回は読んだはず。
しかし、久々に読み返すと、やはり山崎豊子さん
は味わい深い。国民的作家の所以だろう。
特に、言葉使いの古さ、高尚さ、味わい深さが
たまらない。