きゃりああっぷ
キャリアアップとは、何ぞや?
多くの若者の誤解は、ポジションや、給与を高めることであり、
現実的な手段として、会社を変えることも大いにある。
ところが、新卒から、35歳くらいまでの給与は、
社会構造の変化で、普通の子でもチヤホヤされるし、
転職するだけで、目先の給与は上がりやすい環境にあるのだ。
だけど、そんな上手い話は、長続きしない。
賃金を決める市場は、いつも適性に収束していくからだ。
本当のキャリアアップとは、どこの会社に行っても通用する実力を
身につけることだけである。
これがわかり、実力に基づいた給与格差がつくのは、
どうしても、35歳以降だと思う。(ITエンジニアなど
例外はあるけど)
そこからは、給与と実力がマッチしているので、
そうそうぶれないが、お金とポジションを求めて
転職していった人たちの40歳代、50歳代は
その実力が給与以下である場合、かなり厳しい。
実力で示せないと、政治活動に精を出したり、
ずるいことに手を染めるようになり、
人間そのものが変わっていく例をたくさんみてきた。
こういう事実は、いつの時代もあまり変わらない。
キャリアを、一つの会社で求めるか、場を変えるかは
あまり問題ではない。
「給与は、少し遅れて、後から付いてくる」のが
ちょうどいいのだ、という事実を学ぶかどうかの違いだと思う。