変わる前兆
今朝のNHKでは、珍しく、採用困難に陥る
中小企業に、学生をそのまま紹介する
「人材紹介企業」を採用支援事業として
紹介していた。
ただでさえ、多忙な経営者が、高額で、
学生の集まらない説明会に、行き、
手ぶらで、失意の思いで、帰る。
彼らは、こう言う。
「若い人材は、ほしいが、説明会
やナビを使った、非効率で、無駄の多い
業務をやっている時間は、僕たちにはない」
それは、そうだろうなあ、と思う。
今の日本の新卒採用システムは、
リクルート社が作り、世界でも類を見ない
とてもユニークな発展をしてきた。
特に、高偏差値大学から、コミュニケーション能力と
人間性のマッチングで、選考を進める大企業や
人気企業には、この上ないシステムであろう。
だが、制度疲労が、徐々に進行している。
どこか、そう遠くない時点で、大きな
変化が訪れるだろう。
当社のような、「旧システム」に依存して
いる会社は、ひとたまりもないはずだ。
そのためには、いつも、市場の声に、真摯に
耳を傾け、大きな変化の波にのらなければ
ならない。