30年目の土曜日

 年が明けてから、情けないことに、土日にオフィスにくることが多くなった。


組織運営が今年のテーマだが、

下半期は、中期目標を合宿で共有し、チームで、来期の目標を作ることにあるので、

どうしても、2年スパンで考える時間の確保が必要になる。

去年までは、自分のペースで、考え、決めて、指示したのに比べると

確かに面倒くさいが、方針だから仕方ない。


当社は、原則マネージャ以外に鍵を渡していないので、

スタッフが、休日に来ることはなく、

休日のオフィスは、とても静かだ。


休日にオフィスに一人でいると思い出すのは、

サラリーマン1年目の工場勤務。英語表記の

キーボードをたたき、簡易なプログラムを覚えようと、

毎週土曜日に工場にでていた。


すると、係長、課長あたりが、朝10時過ぎから

連日来る。製造部門の生産管理がそんなに忙しい

ものか?と思って何をしているのか覗いてみると、

まあ、失礼な言い方だが、大した仕事をしているわけではない(流石に黙っていたが)。


恐らく、40時間で終わる仕事を、50時間かけてやっているのだろうと理解した。

当時の会社は、のんびりしたもので、働き方も自由だったから、

そういう出社も許されて、残業代が払われていたのだ。


横目で見ながら、僕が思ったのは、

マイペースで仕事をやる人にはなるまい、

ということだ。

40時間分の仕事を30時間いや20時間で

やってやろう、と若い僕は息巻いていた。


結局、こういう人たちは、市場の大きな

変化の中で、目立つ仕事に就くことなく、

いつの間にか、去っていくケースが多かった。


休日にこうして、仕事をしながら、

「業務処理屋になって仕事に終われてはダメ!

この時間を付加価値のある成果につなげなければ!」

と戒めて働こうといつも強く思う。

プロフィール
樋口 弘和
株式会社トライアンフ
代表取締役

最新記事
記事のカテゴリー
リンク
弊社サービス

 

 
 
 

サイト内検索
過去の記事(月別)
情報配信:RSS