地方賃金の高騰
人口減少と、IT技術の発達などによって、
地方賃金に異変が起きている。
例えば、当社が進出している熊本県では、
一般的な賃金は、東京の70%というのが、
相場だった。
ところが、新卒賃金のみが急騰し、
恐らく、現在、東京の90%前後に上がって
きているようだ。これにより、20歳代全体の
賃金が上がっていることが想定される。
男女差は、まだあるが、若手について言えば、
差が埋まってきている。
地方大学やUターンで戻る学生数が減り、
優秀な学生を中心に、奪い合いがこの
2-3年起きていると考えるべきであろう。
一方、定着率の高さから、入社後の昇給は
低く、年齢があがるに従い、東京とは差がつくようだ。
実に、人材市場の変化が早くなってきた。
まごまごしていると、事業経営そのものに
大きな影響がでてくるはずだ。