歴史の勉強
優秀な経営者や尊敬する作家は、例外なく
歴史を学ぶ、ことを強調するが、正直言うと、
最近まで「何でだろう?」と思っていた。
先月の渡米で、ニューヨークのコンサルタントが
話すフィードバックの効用を話すときに、こんな
内容の部分があった。
「若い人は、FBやSNSで、いいね、やフィードバックを
もらう文化にいるので、それがないと、無視された
と感じてしまい、承認欲求が満たされない」
なるほど、そうか。
だけど、これは、やっぱりおかしい。
自分の価値観に絶対軸がないし、信念も
感じない、反対されても、無視されても
いいじゃないの、と思う。
価値観や信念醸成が、きっと歴史なのだな、
ということに、気がついた。
長い人間の営みに触れることで、未熟な
自分や現代社会のフィードバックをはるかに
超える気づきを与えてくれるのが、歴史の
勉強なんだ!
というわけだ。
いまさら何を言ってるんだ、
とお叱りを受けるかもしれないが、
なんとなくわかったふりが気持ち悪く
なってきたのも、寄る年次のせいか、
少しは、進歩しているのだろうか。