全ての疲労は脳が原因(梶本修身)
「達成感のある仕事が過労死を招く」
というぎょっとした項目から読み始めた
本書は、「疲労」というものを医学的に
研究する著者が、とてもわかりやすく
新書にまとめてくれた傑作だ。
驚くべき内容が多い。
今までの常識が、ことごとく覆される。
疲労は、生体アラームのひとつであり、
運動して疲れるのは、筋肉ではなく、
脳である、ということをわかりやすく
説明してくれる。
脳の構造や、自律神経について、
初めて「理解しよう」と読み進める
ことができた。
徹夜や睡眠不足を自慢するような典型的な
体育会系の私だが、流石に、もう体力勝負が
できなくなり、時間効率性を極めようと
頑張っているのだが、それでも、思考業務の
疲労感は増すばかりだったが、この本は、
人間の体の原点を知り、どうすれば、間違った
ことをせずに、疲労から正しい回復ができる
のかが学べる貴重な本である。
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