現場に宿るもの
営業戦略やその管理が、組織で
できるようになった今、
僕の役割は、
大きく分けて、3つであろう。
1つは、実際の経営管理業務で、
財務や資金それに労務や法務の
統括だ。
これは、兼任業務だけど、
当面は、やむを得ない。
次に、経営ストーリーの創造と
伝達である。
これは、経営と事業に分かれるが、
要は、どんなビジネスを
して、どんな会社を目指すのか、
という生きたストーリーを、
現場と理念とビジョンから
創造することで、
この2年始めたばかりの仕事
だから、説明が難しい。
最後に、上記2つの前提として、
現場を見て、感じることも大事な
仕事だ。
そのために、今週も、
10月とは思えないような
気温29℃の熊本に来た。
二日間の滞在中ミーティングを
含めると、20人程のスタッフと
面談することになる。
コアスタッフとは、会食もする。
東京のオフィスにある部屋に
いる時が、神輿の上だとすると、
熊本や客先常駐スタッフと会うのは、
神輿の周りを一緒に歩く感じか。
雑談を通じて、マネージャーが
頼りにする彼等(彼女達)のちょっと
した意見や表情に、会社の現状や
実力やあるいは、問題が
垣間見える。
こういうインプットが、骨太の
知識や見識と相まって、正しい
方向性が作れるのだと思う。
小回りが効く規模である事を
活かして、
「たまには」ではなく、
「いつも」
現場のスタッフの声を聴く
経営をしていきたい。