氷の轍(桜木紫乃)
桜木紫乃さんの著作は、
直木賞作品の「ホテルローレル」
以来か。
彼女は、北海道の出身で、やはり
舞台が、北海道や青森県である事が
多い。
そう言えば、絲山さんの作品も、
彼女の出身である北関東近辺が
背景にある事が多いようだ。
桜木紫乃さんの作品も、
日本語描写が美しく、ちょっと
切ないような表現を、会話の合間に
挿入するのが、特色だ。
小説なのに、思わず読み返して
しまう所が、何だか、松本清張
の作品に似てなくもない。
自分でも、こう言う作風に
惹かれ、まとめて読む理由が
よくわからないのだが、少なくとも
ビジネス本のように、時間と
お金の浪費と感じることはなく、
これもまた、人事屋の勉強だと
言い聞かせ、しばらく没頭して
みようと思う。
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