帯に短し、襷に流し
組織が少しずつでも、成長する会社かどうか
は、中堅企業以下の場合、なんだかんだ言って
経営者次第だと思う。
ポイントは、人材への考え方と自責思考である。
私が、数年にわたり、お付き合いを継続する経営者は、管理職と
の成長をじっくりと話し合うことが、ミーティングの目的だ。
毎月会っていても、一進一退であり、私が、見た事実と評価を
伝え、話し合うのだ。これを毎月繰り返す。そして、1年に
一度くらいか、組織の成長を振返るという具合だ。
良き経営者は、中小企業が人材難であることを前提に
考え、自分の要求を100%満たす人材は、「夢」でしか
ない、と考える。なぜならば、自分自身が、不完全であり、
会社の限界であることを、よくわかっているからである。
ダメな経営者は、自分のことは棚に上げて、部下に過剰な
期待と要求を常にする。そして、それは、決して満たされない
ので、常に自社の不満を口にすることになるのだ。
人は、すぐには、育たない。
やってみせ、させてみせ、
ほめてあげねば、人は育たず、
という山本五十六さんの言葉は真実である。