情報奴隷と貧困
AIの発達によって、淘汰される
であろう職業の一つに、「記者」が
挙げられている。
2020年代半ばには、ニュースの
90%は、人間の介在をほとんど
必要としないアルゴリズムで
生成されるようになるという。
しかし、良く考えてみれば、
特定の読者向けに、適切な文章を
機械が創造できるということは、
事実や思想、或いは意見に対する
多様性に、極めて大きな影響を与える。
アルゴリズムを設計する一部の
人の意思が、強く反映されて
しまう恐れがある。
今でも、多くの若者は、SNSの
ニュースで、世の中を理解しているが、
SNSの問題は、良くいわれるように、
耳触りの良い情報だけを
選んでしまいがちになることだ。
これは、情報奴隷ではないか。
多様な考えに触れて、自分の意見や
信念を作り上げる事が、社会人の
成長そのものだが、このままでは、
思考能力に欠ける大人を大量に
作ることになりはしないか?
情報格差は、必ず、経済格差に
つながると思う。
僕たちができることは、
このことを、身近な若者に
伝えて、1人でも多くの社会人
リーダーを作ることかもしれない。