日米生産性比較
少し古い記事だが、2月16日の日経新聞
「経済教室」では、東洋大学の
滝澤美帆准教授のレポートが紹介され、
日米のサービス業における生産性の
比較において、日本の生産性は、
米国の半分以下であると
紹介されている。
国内総生産の75%を占めるサービス業の
生産性に、これほどの差がある
ということは、大きな驚きである。
その主因は、大きな国内市場に依存し、
規制に守られていることのようだ。
米国は、強い国際競争のもと、必死に
IT資本の導入と人的資本の蓄積を
はかってきたのだ。
だから、生産性向上のキーワードは、
規制
国際化
IT
ではないだろうか。
当社は、規制のほぼない世界であり、
顧客そのものの国際化はまだ先で、
サービス提供人材の国際化が
先行するだろう。
これは、採用と組織作りだから、
この数年着実に進んでいる。
一番の問題は、サービスや業務の
IT化で、中小規模の多い
サービス業では、経営者の
ITリテラシーが最大の課題だと言う。
耳の痛い言葉だ。
来期の事業計画を検討する今、
これが最大の悩みであり、
限りある人材を、どう集約して、
業務やサービスをIT化するか、
そればかりを考えてしまう。