みんなが共感するビジョンは難しい
新入社員を迎え、組織図を見たら、
4/1付社員数が、150名となっており、
一瞬驚いた。
(採用している私が驚くのもなんだが)
今期で、創業当時の自分なりの売上や利益目標
を達成もできて、ビジネスの現場を任せられる
リーダも育ってきた。
熊本も、自立に向けて動き出している。
主要なお客様との契約継続率も、95%
を超えており、中期的なビジネスサイズ
の成長も一定の範囲で見込まれると思う。
40歳と50歳のときにたてた
身の丈にあった自分らしい目標
は、60歳前にしてなんとか達成
しつつある、というところか。
一方で、膨れ上がったスタッフを
束ねるようなビジョンというか、
ミッションというか、そういう
wording には、苦戦している。
基本的な価値観と戦略は、変わらない
のだが、そういう WORDがないと、
「会社の向かう方向がわからない」
などという声が聞こえてきそうだ。
思うに、個性と多様化を推進してきた
会社全体に、皆が共感するビジョンは、
必要なのだろうか?
有り得るのだろうか?
オバマ大統領は、Change! と
言ったけど、あまりうまくいかなかった
ように思う。アメリカ人のchengeの方向性
がいろいろありすぎて、どこに、変化するのかが、
示せなかったのではないだろうか。
田中角栄の「所得倍増」は、貧しい国民の
ビジョンになりえたけども、現代のアメリカ
大統領は、Change も
Make America great again も
一体感よりは、むしろ分裂と対立を
生んでいる。
いやあ、難しい。
会社は何のために、という
原点に戻らなければいけない
ということだ。