冨山さんのリーダ論を考える
尊敬する経営共創基盤 冨山和彦さんのリーダ論を、
私なりにまとめると以下のようになる。
1、ギリギリの意思決定で磨く、とことん考えるチカラ
2、理不尽、不確実、非難から心が折れる
一歩手前の経験から学ぶストレス耐性
3、あらゆる言語能力(語学+音楽、美術)
4、人間への好奇心
5、自己認知
こう書いてみると、3.については、私は、考えたことが
なかったけれど、人間の魅力と対話力を考えると、
そうだろうなあと思う。
1.と2.は、僕の持論と完全に一致。
そういう意味では、早くサラリーマンを
抜け出して、逃げられない環境におけば、
自然に身につく(逃げなければだけど)。
4.は、リーダの実践が伴って初めて意味がある。
評論家や自称人事のプロ ではない。
5.も、持論どおり。だけど、冨山さんの見てきた
世界は、高名な経営者は、これが欠落しているらしい、
なるほど。
人の意見など聞いていたら、時間がかかって
仕方ない、ということだ。
中内さん、伊藤さん、柳井さん、孫さん、
きっとそうだろうなあ。
ここまでの人は、「バランス」ではなくて、
ある種の「狂気」と「才能」で仕事をして
いるのだろう。
冨山さんは、地方の企業や中小企業コンサルティングを
基盤にされていたときに、一度だけお目にかかっているが、
それ以来、彼の概念思考の高さに、いつも舌を巻く思いだ。
日本経済を左右するようなJAL,東京電力、カネボウ
などの再生から学んだものは、本当に、勉強になる。