スノーデン 日本への警告
CIAやNSAの職員であったスノーデン氏が、2013年
米国政府の個人監視の実態について、暴露した内容は、
世界中を大変驚かせる内容だった。
この本は、1年前に、東大で行われたシンポジウムに
WEBで参加した彼へのインタビューをまとめた
ものだが、改めて読むと、驚きの連続である。
・ネット、通信のグローバル企業を複数持つ
米国では、世界中の情報が、一度は、米国を通る
立場にあり、世界中の情報を監視できる。
・情報収集コストが飛躍的に安価になった。
・Google,FBなどの企業は、政府に情報を提供している。
・監視対象は、テロに無関係の人権活動家、弁護士、
ジャーナリストまで拡大している。
・当然、日本人も、監視の対象である。
・Google検索に打ち込んだ情報は、消えることはない。
特に、強い学びは、以下のプライバシーという言葉の
の定義についてである。(文中より)
ープライバシーとは、悪いことを隠すということでは
ありません。それは、自分であるための権利です。
他人に害を与えない限り、自分らしく生きることのできる
権利です。思索するとき、文章を書くとき、他人の判断や
偏見から自分を守る権利です。自分とは、誰で、どういう
人間になりたいのか、このことを誰に伝えるのかを決められる
権利です。-
情報収集コストが劇的に下がり、Googleの検索情報が消えずに
誰かに監視されることが、技術的に出来るこの時代に、ナチス
ドイツのような社会を創ってはならないと強く思う。
本の詳細はこちら。