日本中枢の崩壊(古賀茂明)
この本は、国家公務員改革について書かれた本で、
著者自身が、数億円の所得が得られる
天下り先を提示されたエピソードや、
時の政治家とのやりとりなどが記させていて、
下手な小説よりよっぽど
面白い内容だ。
古賀茂明さんは、正義感と
根性の座った人だと思う。
霞が関の官僚についてのこんな
くだりがある。
ー 彼らは、小学生の頃から、ずっと
勉強ができて、褒められてきた。
そして、東大に入り、国家公務員試験
に受かり、事あるごとに、賛美される
人生を歩んできた。
大凡彼らの欠点には2つの
共通点がある。
1つは、視野が狭くなりがちであること
これが、閉鎖的な官僚組織で、
さらに加速する。
もう1つは、失敗経験が少ないために、
リスクを取れないこと。
僕は、世界共通のエリート官僚の
習性かと思っていたが、どうも、
そうではないようだ。
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