日本の底が抜けていく(文藝春秋8月号)
今月号の文藝春秋は、読み応えがあった。
標記の特集では、現政権への異論を唱える
識者の投稿が続く。
-自民党 村上誠一郎
-元読売新聞記者 中西茂
-ノンフィクション作家 森功
-御厨貴・山崎正和(対談)
いずれも、健全組織には、「異論」を堂々と
言える雰囲気が大事だという内容が含まれるが、
特に、最後の御厨さんと山崎さんの対談は、
さすが、というか、重みが違う。
佐藤栄作と安部首相を比べているのだが、
フットワークの良い(軽い)安部さんに
比べて、黙って話を聞く佐藤元首相を、
「木鶏(もっけい)」と表している。
これは、強さを外に出さない
最強の闘鶏のたとえだという。
これは、いい言葉だな。
リーダのあるべき姿を現して
いるような気がしてならない。
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