知りたがり
組織が整って来ると、当然役割
分担がされて、現場で起きている事を
知ろうとすると、部下の報告に
頼るようになる。
普通の中小企業経営者にとって
これは、実は、寂しい事だ。
恐らく自社の事は何でも知って
おきたいという気持ちは、社長の
本能或いは煩悩
なのではないか。
だから、たまに現場の心置きない
スタッフと食事でも行くと楽しくて
仕方ない。
現場行脚も、美しく語られる
事が多いけど、本当に効果が
あるのか、自己満足なのか
わからないことも多い。
こう考えると、組織経営をする
ということは
「知らない」事に慣れることでもある。
一方で、組織がおかしくなる前兆
を感じるチカラは必須だ。
ただ単に嫌な情報から逃げるのでは
なく、
見ざる
言わざる
聞かざる
を役割として実践すること
なのではないだろうか。