ビジネスライクな付き合いは短命である

学生時代の仲間と数十年友情が続くのは、利害関係無しに、目標に向かって一緒に何かをやりきったり、青臭いことに大いに悩んで語り合ったからだろう。

 

そういう意味では、社会にでて、利害関係の世界につかると、友人はできるのだろうか。

 

僕の経験で行くと、むしろ創業後の友人が一番多いような気がする。その人生観や能力の多様性は、学生時代の友人の比ではない。それがまず楽しい。
 

社会人になって、名刺の山ほど人脈ができないのは、利害関係だけで成り立っている場合である。これは、まあ当たり前だろう。

 

ところが、最初の出会いは、ビジネスの現場なのだが、そこから妙に付き合いが始まり、今では無二の親友なんてこともありうる。

 

それは、人間同士の付き合いを優先させて、多少の損得には目をつぶる、という気持ちが最初になければならない。

 

僕の場合、好き嫌いが強く、好きになった相手には、勝手に友人のように振舞う癖があり、先日の還暦祝いの席にも、10人以上の友人を招待した。ビジネスを超えた人との付き合いを本当の人脈というのだと思う。

 

そして、こうした大事な友人にビジネス上お願いをする場合のマナーという仁義は極めて大事だ。例えば、メールや電話ではなく、遠方遥遥自ら出かけること、こういう常識を若い子達にも教えていかねばならない。

プロフィール
樋口 弘和
株式会社トライアンフ
代表取締役

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