Conceptual skill
当社のスタッフの9割が現場で働くスタッフである。総じて、責任感強く、手を抜かずにお客様の成果に向かって一生懸命働く。
彼らが、当社のパフォーマンスを支えているのは、紛れも無い事実だ。一方で、若い彼らのキャリアを考えると悩ましい。
人事業務の専門性は、お客様とのビジネス、コミュニケーション。この二つは、数年間の経験から学べる。
人材育成の専門用語で言えば、それぞれ、「テクニカルスキル」と「コミュニケーションスキル」に当たるだろう。
スペシャリストとか、講師や所謂士業と呼ばれる専門家の世界である。この上に行くには、「コンセプチュアルスキル」と呼ばれる概念思考の訓練が欠かせない。
これをどう教えて行くのか?ここ数年来の課題であった。
今年は、コンセプチュアルスキルの基本である「論理思考」に絞って投資をしてみようと思う。
役員会でさえ、この論理性は低く一見偉そうに「結論から言えよ」なんて口にする役員でも、実はコミュニケーションスキルと押しの強さでやっている。
概念思考は意図して鍛えない限り、伸びないのは、筋トレと一緒だ。
この投資が、組織強化に結びつけば嬉しい。