エリート不要論
どの会社でもそうであるように、採用担当者は、名の通った学校の学生を採ることを喜ぶ傾向にある。
大企業であれば、自分たちの仲間(俺たち一流だもんね!)として、中小企業では、憧れの凄そうな人として。
僕もその事は分からなくはないが、内心は、殆どの一流大卒は受験勉強に優れているだけでプライドが高い割には、能力は普通で、面倒くさい学生が多い、と知っているので、当社のようなベンチャー企業ではチカラが発揮できない(育てられない)と考えている。
大事なことは、自分の事を理解して、失敗に対して従順に自分の至らなさを考えられる素直さである。
そして、30歳以降の成長にもっと大事な事は、「沢山の失敗と挫折経験」である。
なぜならば、人の弱い心に寄り添うことができるから良きリーダーになれるのだ。
挫折経験のないエリートを育てるのは、骨の折れる仕事でそんな暇があれば、素直な子に時間を使うべきである。
当社の自慢の1つは、リーダーの殆どが、こうした傷だらけの人生を歩んでいる事である。