川の流れのように
一橋大学の楠木建さんが、月刊誌のインタビュー記事をまとめて書籍にしたものだと思う。
『「好き嫌い」と経営』というタイトルだ。
錚々たる経営者ばかりだが、楠木さんの好リードもあって、素直で明快な語り口。
ぼく自身が一番共感したのは、誰が言ったのかは忘れたけど、「経営という仕事は文字通り、川の流れのように、ですね」というフレーズ。
誤解を生むこのセリフはすなわち、経営者には強烈な意思と意欲があるのだが、一方で、市場やお客様あるいは、社員やパートナーはそうそう自分の思い通りにはならない。
当然結果や時間やコストもそうなる。
強い気持ちと、同じくらい流れに逆らわない気持ちの表現であろうと思う。
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