The Nearest Duty
明治40年9月一高の入学式での
新渡戸稲造校長の入学の辞。
「諸君は将来のことで思い悩んで
いるだろう。だがまずは、諸君の
最も手近にある義務を果たしなさい。
目の前の義務を果たすと次に
なすべき義務が見えてくる。
それを果たせば、第3の義務が、
さらに次の義務が見えてくる。
それを続けているうちに、
諸君はその天職を知る。」
この演説をたまたま読んで
心を打たれた。
義務の連鎖がいつか
使命となってくるという考え。
Dutyは、義務ではなく、
使命である、とも言える。
僭越な話だけど、 僕の職業観をこれ程見事に
表した言葉に出会った事はない。