日本のアウトソースがショボい理由

創業した20年前

 

米国ベイエリアでは、

人事オペレーションは既に外注化され、

専門ベンダーは規模の大きさを

効率化するため、大規模なIT投資を

行い、巨大化していく真最中だった。

翻って、日本。
当社のような専門会社は、
殆ど中小企業の域を出ない。

効率化に向かわないから
IT投資への意欲も高まらない。

本来最もIT投資をするべき
給与計算などのオペレーションも
規模のメリットを享受できていない。


なぜか。


昨日紹介した橘玲さんによれば、

「日本企業のアウトソーシングというと、
雇用を守りながらのコストダウンが目的だから

グループ企業化など、セコイ手段が中心となり、

非効率は温存された。」(大幅意訳 by樋口)

実際企業は、雇用を守ろうとしながら、
私達に外注化を依頼しており、その矛盾に

気づいていない、と感じることが多い。


雇用を守るために効率化を

犠牲にするのが、日本の法律と

企業経営の根幹にあるが、

 

その背景には、
最大の票田である団塊の世代を

敵に回したくない、

政治的意図が大きいという。


ナルホド。

プロフィール
樋口 弘和
株式会社トライアンフ
代表取締役

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