Respect & No side

ラグビーワールドカップの好試合が
続いている。


それは、技術的なことは勿論
寧ろ文化的にも、
日本国内のラグビーとは
随分違いがあるようだ。


試合の終了をノーサイド
というが、僕の常識では、

勝者は雄叫びの声を上げ
勝利の歌を歌う。

 

敗者は項垂れて、地面に
伏せて泣く、というのが
ラグビーで、勝負けが最大の
目的であると思っていた。



ところが、WCで登場する
世界のプロフェッショナルは違う。

彼らは、激しい試合
の後グラウンドで握手し、抱擁
してお互いの健闘を称えあう。


四年前の南アフリカ戦に勝った
時、敗戦に項垂れる南アフリカ
の選手たちが、握手を求めて来た時

「歴史的勝利にはしゃいでいる
自分達が恥ずかしかった」


とフルバック五郎丸選手は
回想している。


先日のロシア戦の直後
リーチ主将は、シャワー前の
ロシア側ロッカールームに
向かい、相手の最優秀選手に
日本刀のプレゼントをしたらしい。



スコットランドに完勝した
アイルランドの選手たちは
雨の中にもかかわらず、ロッカー
ルームへの花道を作り、敗者を
見送っていた。



勝利を超えたこういう慣習は、
正に、「ノーサイドの文化」
と呼ばれるべきだろう。



ラグビーは、本当に素晴らしい!

プロフィール
樋口 弘和
株式会社トライアンフ
代表取締役

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