罪の轍(奥田英朗)
奥田さんの著作も、ほぼ総なめである。
この人の小説は、展開がエキサイティング
で、飽きさせないこともあるけど、それ以上
に人間味のある場面が多く、引き込まれる。
今回の著作も、大きなテーマで
睡眠不足を抱えながら3日で読みきった。
北海道の果てから東京に
流れ着いた主人公が、
日本中を揺るがす誘拐事件を
起す、という人間ドラマだが、
優れた映画監督に作品にして
もらいたくなるような傑作だ。
経営者として、
人事を専門とする者として
これ以上ない勉強というか
感動を覚えた。
年末年始に読んでみてください。