リーダー適性は分析不要

人事部門は、とにかく答えが
欲しいのか、現場のプレッシャー
で、答えを定量化したいのか、


よくわからないが、


「当社社員のリーダー適性を
 分析して欲しい」


というご要望が相変わらず多い。


彼らは基本的な事が
わかっていない。


まず、今日まで他人のために

(後輩でも部下でも困った人でも
 良いが、純粋な無償報酬である事)
労力と能力を奉仕した経験が
ない人は、


ホンモノリーダー
つまり組織の要職にはなれない。



彼らは機会を与えれば
リーダーとして動ける
ナチュラルリーダー。
この選別をやると95%
以上は対象から除かれる。



これだと凄い差別に見えて
不貞腐れるスタッフ続出となり
上手くいかないので、


次の選抜は、

「ジコチュウでない事」である。


自分ももちろん大事だけど、
周りの人にも喜んで欲しい。
そこに貢献や協力したい


という思いの人だ。


彼らは決して強い人達
ではないけど、チームを大事
にできる人でバランスが良い。
だからしっかり教えて支援すれば
良いリーダーになってくれる。

僕の経験だと
仕事のできる女性には
多いパターンだ。


逆に古い価値観の
男の子は、この能力と優しさ
を混同するキライがあり、
優遇されないと最後は
不貞腐れるケースが多い。


では絶対ダメなグループは何か?
ジコチュウ軍団である。
彼らも一見チームとか
モチベーションとか言うので
要注意。


彼らの望んでいることは
自分が心地よく気分よく
いることだけだから

常に他罰的な傾向があり
部下は例外なく、ダメになる。
自分のライバルを尊重し
学ぶ姿勢はないから何時も
ギスギスしており、忖度マンが
跋扈する。



これは僕の20 数年の経験
からの事実なのだが、


「数字中心で営業力が高い」
 と自負している人は大体
 このグループである。
  

 年功序列でこういう
 スーパーセールスが要職に
 着いた組織は不幸というしかない。
プロフィール
樋口 弘和
株式会社トライアンフ
代表取締役

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