面接官研修は不要か?

もう十数年にわたり
採用面接官の研修をブランディング
及び一つの事業としてやってきた。
その影響もあり、当社の若い面接官が
「面接には、採用基準に基づいたマニュアル
と仕組み化された評価方法がある」
事が当然だと思っているのは
仕方ないことかもしれない。
僕が、このサービスを考えたのは、
日本の好き嫌い面接では、
離職の多い現代の採用において、
パフォーマンスが安定せず、
また改善もされないと思ったからである。
だから、そういうレベルのお客様には
今でも有効だと思う。
怖いのは、
このコンピテンシー面接を盲信して、
選考基準をスコア化する事が目的化してしまい、
正しい判断からずれて行く事だ。
当社の新卒採用基準は、毎年高度化
しており、本来面接官のスキルも、
そうあるべきだが、残念ながら、
評価基準と運用が主役となり、
「本質的に人を見抜く目」が
磨かれなくなったのだと思う。
同様に、
高度な採用を求めるお客様には
システム化された面接官研修は、
一考の余地がありそうだ。

テーマ:経営コンサルタントからのアドバイス - ジャンル:ビジネス

プロフィール
樋口 弘和
株式会社トライアンフ
代表取締役

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