恋愛及び色情(谷崎潤一郎)

ひょんなことで、とある図書館で
明治43年新思想という文学雑誌(多分)に
載っている谷崎潤一郎の随筆集が
目に止まって、漱石論の序文から
読み出したら止まらなくなって、
岩波文庫を買い求めた。


流石に古いので、
じっくり読まないと進まないが、
何というか、完全に没頭していた。


このタイトルは、その中の一つのものだが、
人間や東洋文学、日本文学の比較や
女性像など深く、深く解説されていて、
やはり本当の人間の勉強は
文学の中にありそうだなあと強く感じた。




以下抜粋ー


左様に我々日本人の伝統は、
恋愛の芸術を認めないわけではないが、
うわべはなるべく素知らぬ風を装い、
それが日本人の慎みであり、
社会的礼儀になっていたのである。




改めて、
明治から昭和の時代に生きた
谷崎潤一郎の勉強量に驚き、
古典や文学から学ぶことは
多いなあと強く思った。
プロフィール
樋口 弘和
株式会社トライアンフ
代表取締役

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