昨日の続き ①

昨日はお金の話。
今日は営業というか、お客様の話。


サラリーマン時代には、
融資や資金繰りとも無縁だったが、
致命的だったのは、営業マン経験が無いこと。
性格的にも、人に阿ることがヘタクソだから、
顧客開拓と市場開発は、
創業以来の最も大きな課題だった。


だがしかし、その未経験も今となっては
かえってよかったと思う。
変化の時代に得意科目はかえって怖いからね。


営業経験のない僕は、
所謂プッシュ型セールスを放棄して、
プル型に特化した。僕の役割は、
会社の知名度を健全に広めることだから、
出版、公演など苦手な事をドンドンやった。


さて、こうしてお付き合いができた会社とも
当然いろいろな事が起きて、
20年もパートナーとして
お付き合い頂くこともあれば、
残念な結果になることもある。
後者の場合は、担当社員が傷付き、疲弊して、
辞めるケースも多い。


売上は欲しいけど、
スタッフが楽しめないプロジェクトは
どうなのだろう?と数年間随分悩んだものだ。


結果、自分たちの付加価値や
貢献目標を明確に掲げて、
これが共有出来ないお客様とは契約をしない、
という営業ポリシーを作った。


随分偉そうで、非常識だろうか?


素人の僕の考えは、
お客様とサービス提供社の環境も、
フェアであるべき、
だって所詮ビジネスだもの、
心を壊す様な仕事は、良くない。


同時に、当社がお客になるケースもある。
この場合も同じ考え方で、
絶対にパワハラしない様厳しく言いつけている。


こんな考えでいろいろあったけど、
今となってはよかったなあと思うことが多い。


有事の場合、大事なポイントは、
双方が感情的にならず、
ビジネスもスタッフも傷つかないように
計画的にクローズすることだ。


これによって、
無責任なビジネスや急に契約打切りという
ようなビックリ失注が無くなる。


ビジネスは、その法人関係において、
フェアであるべきである。
これからも、
この考え方を大切にしていきたい。
プロフィール
樋口 弘和
株式会社トライアンフ
代表取締役

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