昇格試験

テレビ番組で、
社内の昇格試験の様子が放映されていて、
驚いた。よっぽど暇で、
仕事を作りたい人事部長がいるのだろう。


昇格試験は無意味である。
昇格に値するかどうかの評価は


⑴ お試しで、実際にやらせてみる。
評価者たる上司がこれを細かく伴走して、
フィードバックする。


⑵ 上位の会議で定期報告させる。


まあこの二つで大体わかる。


一番ダメなのは、
現職のパフォーマンスで決めてしまう場合。


例えばここにそこそこ売れる営業がいるとする。


お客様の大小やいろんな商品をうまく売れる。
入社年次もそろそろというところだ。
これで、営業課長に抜擢というのが、
最も多い失敗パターンだろう。


営業マンに求められるスキル・能力と
管理職のそれは、半分くらい違う。
武器が違うのだ。だから戦い方がかなり違う。
当然やらせてみなければわからないのは、
当たり前だ。


上司の会議では、普通最も知的な戦いだ。
そうでないとまずい。
そこで、報告したり、具現する事は、
脳味噌の開示作業である。
まあ、3回(3ヶ月)も出席させれば、大体わかる。


昇格も採用も、人事投資の鉄則は、
「未来のパフォーマンスの予測」である。


だから、実際に未来の環境を与えて
やらせてみるのが一番良いに決まっている。
プロフィール
樋口 弘和
株式会社トライアンフ
代表取締役

最新記事
記事のカテゴリー
リンク
弊社サービス

 

 

 
 
 

サイト内検索
過去の記事(月別)
情報配信:RSS