会社の教育とは何か 2

何度も言う様だが、
世界であれ、僕のようにローカルであれ、
市場と戦うビジネスパーソンになるには、
自分の頭で考え抜くことを
覚えることが必須であり、
会社における社会人教育も
この一点に絞ってよいと思う。


そしてこの対象は、
「DOの人」で終わらない人材だから、
役員から、新卒の抜擢教育まで
広範な対象である。


因みに、「DOの人」には
動機付けやコミュニケーションを目的とした
「集合型のスキルアップ研修」が良いと思う。
ここはニッポンだからね。


さて、考えるチカラと言うと、
若いうちに、グロービスにでも行って、
集まった仲間とケースのついて議論、
というイメージかもしれないけど、
僕はオススメしない。


だって、ケースなんて所詮お遊びだから、
議論ごっこはできても、
そこから生まれる失敗、挫折、そして
そこから這い上がる粘着力などと無縁だもの。


気持ちいいだろうけどね。
費用負担してくれる一部の大企業や
キャリア危機感に踊らせてる30代の人達には
悪いけど、コンサルタントという人達の
頭の中にはメソッドや知識はあるだろうけど、
血まみれの体験から生まれる暗黙知には
遠く及ばないよ。


だから、育成すると決めた
マネージャーやスタッフには、
「リアルな機会」を与えなければダメ、絶対。


能力や経験不足を痛感しながら、
「課せられた目標達成」という
プロセスの中にこそ、
プロフェッショナルへの学びは、
濃密にあるのです。
プロフィール
樋口 弘和
株式会社トライアンフ
代表取締役

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