失われた30年

バブル崩壊後の失われた30年の主因は何か?


それは製造業中心の輸出立国から脱皮して、
内需拡大策を上手く実行出来なかったからだ
という説に同感だ。


1986年の前川レポートには、
正に内需拡大策と市場開放策という
経済政策の根幹が書かれていたが、
これが上手くいかなかったのは、
労働行政と企業の保守性が大きい。


外需から脱皮して内需化するということは、
産業構造の大転換であり、
会社の隆盛と退場に加えて、
労働者の転職と再教育が必須だが、
これへの抵抗が強かったのだろう。
これは、内需に最も貢献するITのソフト化でも
顕著だった。


一つの会社で勤め上げるという年功序列と
定年退職という仕組みが、
国を劣化させたというと言い過ぎだろうか?


変化に抗するものは、
国も企業も個人も負け組になる。


厳しいこの事実を、
経済学からも、改めて学べる。
プロフィール
樋口 弘和
株式会社トライアンフ
代表取締役

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